本人確認書類について

申込者が申込書類に記入する際に、持参した書類やメモをたびたびのぞき込むような不自然な行為があれば、注意が必要です。

というのも、別人の可能性が高くなるからです。

たとえば、こんなことがありました。

年齢の近い姉が妹になりすまし、妹の健康保険証を持ってきました。

身内のことだからだいたいのことは答えますが、生年月日を書く時にいちいち保険証を開いているので、不審に思った店員が問い詰めたところ、なりすましとわかったといいます。

以下に、本人特定の主なポイントをあげてみたいと思います。

①住所の確認
 本当はそこに住んでいるかどうかを確認するために、住まいの周辺や駅までの様子について詳しく聞くのも技術の1つです。たとえば、「近くにスーパーや〇〇〇がありますよね」といったことを聞いて反応を探る場合もあります。したがって、住宅地図は、消費者金融業者の人間にとっては三種の神器以上に大切な道具となっています。

②自宅の確認
 住宅地図や電話帳に本人の名前で記載されているかどうかを確認します。既婚者である電話の名義が世帯主以外、別性になっている場合は、債権者が表面に出たくない理由があるので確認が必要になります。たとえば、自営で仕事をしていたが倒産したとか、離婚、行方不明なども考えられます。

③会社の確認
 勤務先の電話番号が、架空の会社を登録し、電話代行業者を利用している場合があるので、会社年鑑や電話帳で会社の電話を確認します。

④身分証明書の確認
 健康保険証の場合は、記号と会社名が整合しているかどうかをまず確かめます。記号は立地する地区と、会社名の組み合わせからなっています。それに合致しているかどうかを確認します。国民健康保険証の場合は、資格取得年月日と居住年月日とか整合しているかどうかの確認をします。